鉄道節約生活

鉄道移動の節約方法まとめ(備忘録兼用)

先日の東北・北陸豪雨について

まずは、先日の東北・北陸豪雨で被害にあった地域のいち早い復興を願っています。

 

今回の豪雨の影響で磐越西線米坂線の橋が崩落して現在は通行止めになっているようです。また、北陸本線も福井南部で土砂が流入、レールが曲がるなどして通行止めとなっているみたいです。

磐越西線はバスによる代替輸送が検討されているようで、ぜひ地域の足としての役割を守ってほしいところです。

また、北陸本線に並行している国道8号北陸自動車道についても被害は深刻のようです。ただ、北陸本線よりは早く復旧するようですので、物流の滞りなどは少しは回復していくと思います。一方で北陸本線は復旧に時間がかかるようで、貨物輸送ができない状態が続くのは痛い上に、北陸と関西・中京を結ぶサンダーバードしらさぎが止まったままというのも相当深刻です。こちらも一刻も早い復旧を願っています。

改めて鉄道インフラの重要性を思い知らされる出来事でした。

 

都内移動をもっと安く!日常使いでもコスパ最高な「東京メトロ24時間券」

都内で安く移動する方法

ショッピング等一日でいろいろなところをめぐる場合は一日乗車券がお得です。特に都内移動におすすめの一日乗車券は東京メトロの「東京メトロ24時間券(600円)」、都営地下鉄の「都営まるごときっぷ(700円)」JR東日本の「都区内パス(760円)」があります。それぞれ長所と短所があるので、シーンに応じて使い分けたらよいかと思います。今回はこのうちで最も安い「東京メトロ24時間券(600円)」の紹介です。

東京メトロ24時間券(600円)のメリットとデメリット

以下にメリットとデメリットを挙げます

メリット

①そもそも600円と激安なので初乗り(170円)を4回以上乗る場合は確実にお得

東京メトロの範囲は非常に広く元を取れる可能性が大きい

24時間使える

この中でも特に②について、例えば混雑で有名な東西線は西は中野から東は千葉県の西船橋まで30.8 kmもあります。往復すれば軽く元は取れる計算です。また、③の24時間使えるという点も面白いです。例えば金曜の夜に飲み会の用事があり20時から使って、翌日土曜に買物等で朝から20時まで使うということも可能です。

 

デメリット

1目的地が東京メトロ沿線にある必要がある

2同じ地下鉄でも「都営地下鉄」は使えないので混同に注意

3ある程度路線図が頭に入っているほうがお得に使える

 

他にも注意点を挙げると、他社線への直通先はもちろん使えません。

例えば半蔵門線副都心線は渋谷より先は使えないといった形になります(直通先はそれぞれ田園都市線東横線)。

 

まとめ

以上「東京メトロ24時間券(600円)」の紹介でした。目的地が1つしかない場合で往復600円に満たないという場合は、回数券を使うのも手です。また、目的地が東京メトロ沿線にない場合は他の「都営まるごときっぷ(700円)」都区内パス(760円)」を検討してみるとよいかと思います。

 

今回はここまでです。

#一日乗車券 #東京メトロ

意外と安い!普通列車グリーン車の値段とお得な2つの使い方(青春18きっぷとの相性抜群)

意外と安い!?グリーン車

グリーン車といえば上流階級の乗り物というイメージがありますが、普通列車グリーン車意外と安く乗れます

今回はそんな普通列車グリーン車の値段と青春18きっぷとの相性についてです。

首都圏はグリーン車の宝庫

首都圏を走る中距離列車にはほぼグリーン車がついています。具体的には、東海道線宇都宮線高崎線常磐線湘南新宿ライン総武快速線横須賀線成田線外房線内房線(一部線区は対象外)となっております。更に計画がいろいろと変わる可能性はありますが、中央線にもグリーン車が導入される予定です。

肝心の価格は?

乗車前を前提としますが、平日で50 kmまでは780円、51 km以上は1000円、休日で50 kmまでは580円、51 km以上は800円となっています。

平日と休日で差があるのは需要の差かと思います。特に平日朝・夕方のラッシュはグリーン車でも満席になることはあるようです。

グリーン車を攻略するお得な2つの方法

以上の料金設定を逆に考えて上手く利用すればグリーン車コスパよく使うことができます。

①50 km一杯だけグリーン車に乗って途中で普通車に乗り換える

②ひたすら長い区間グリーン車に乗る

 

まず①についてですが、例えば常磐線で上野から土浦に行きたい場合、上野-土浦は66.0 kmなので普通に考えると休日の場合は800円かかります。しかし、混雑する区間だけグリーン車でいいと考える方もいるのではないでしょうか。常磐線の場合上野~柏までは非常に混雑しますが逆に柏以降は空きも目立ち、取手を過ぎるとだいぶ空きます。そこで、上野から50 km区間ギリギリの龍ヶ崎市まで(47.7 km)のグリーン券を買いグリーン車に乗り、龍ヶ崎市で普通車に移動して土浦まで乗るということをすると、580円で快適に移動することができます。たった580円で混雑を回避して快適に過ごすことが切ると考えると安いと思います。

注意点としては、寝過ごさないということと、龍ヶ崎市駅に近づいたときにあらかじめグリーン車から普通車に移動できるように準備しておくことです。私の経験ですが、グリーン車と普通車の扉は開かないことも多いので、一度グリーン車の出口から出てすぐ隣の普通車の扉に入るということをする必要があります。よほどダイヤの乱れがない場合はすぐに発車することはないので移動する時間は十分ありますが、到着するまで席に座っていると間に合わないと思います。

 

次に②について、2つの料金設定で50 kmまでか51 km以上となっている点に注目します。後者の「51 km以上」ということはそれが51 kmでも200 kmでも「51 km以上」ということになるので、単純に考えて長く乗れば乗るほどお得になります。必要に応じてということになりますが、かなり長い距離で言うと東海道線の熱海から常磐線の高萩まで272 kmも「51 km以上」の料金で乗ることができます(最近は土浦からグリーン車がない編成が増えてきました)。途中で一度は乗り換える必要がありますが、改札を出ない限りはグリーン券は有効になるのでその点は心配ありません。乗り換えの仕方などはJR公式サイトなどを確認してください。

そして②における最大の魅力は、青春18きっぷでもグリーン車に乗れることです!

グリーン車は特急並みの施設なのでかなり快適に移動できるので非常におすすめです。

 

まとめ

今回はお高いイメージのあるグリーン車について、意外と誰にでも手が出る値段だということを紹介しました。①は日常用として、②は青春18きっぷ用として使うのがよいと思います。

グリーン券について詳しい買い方や乗り方についてまたまとめたいと思います。

 

今回はここまでです。

 

初心者におすすめ! 青春18きっぷおすすめ路線3選

青春18きっぷJRグループが発売するJR全線乗り降り自由の切符です。

価格は5回分で12050円です。

18切符のルールなど詳しい内容はJR公式サイトをご確認ください。

 

今回は青春18きっぷ初心者におすすめの路線を紹介します。

初めて青春18きっぷを使うという方にも安心の路線となります。

ズバリ言うと

常磐線

②中央線

北陸本線

 

以上の3路線です。

 

上記3路線に共通して言えることは、「並行して新幹線が通っていない」、「普通の本数が多い」、「路線が長い」ということです。

その中でも初心者におすすめの理由は「普通の本数が多い」ということです。

青春18きっぷで移動するときによくあることですが、ダイヤが乱れて計画が破綻するということがあります。特に地方のローカル線の場合、1日に数本しかない場合があり、慣れている人であれば計画を変えることも可能ですが、慣れてないうちはパニックになってしまうことがあると思います。しかし本数が多ければそういった心配は減り、安心して旅ができます。この安心感というのは初心者には非常に重要なポイントかと思います。

また、上記3線は路線が長いのでいろいろな旅の計画が立てられて面白いです。

最後に個人的な意見ですが、新幹線が並行していない区間はお得感があって好きです。特急も多く見られますので、面白いと思います。

 

それでは簡単に各路線の紹介をします。

 

常磐線

常磐線と聞くと上野から我孫子か取手か土浦くらいまでだろうと思っている人もいるかもしれませんが、正式に言うと日暮里から宮城県の岩沼まで続いている路線で、本線を名乗らない最長路線です。

日帰り旅行として牛久で大仏を見に行くのもよし(牛久からバス必須)、土浦で霞ヶ浦を見るもよし、水戸で偕楽園(水戸からバスが便利)を見るのもよいかもしれません。

また、仙台までの格安移動として使うのもよいと思います。

 

②中央線

中央線は正式には中央本線と言い、実は東京から名古屋までつながっています。その長大な路線の中でも甲府小淵沢あたりまでは本数も多く、観光地も多いのでお勧めです。

個人的には中野、阿佐ヶ谷、吉祥寺、立川あたりの東京の繁華街巡りもいいと思います。また、高尾から先は一気にローカル風情漂う車窓が見られるのでその変化も面白いです。相模湖、大月、山梨市あたりは観光地もあり、おすすめの途中下車駅です。

 

北陸本線

2022年現在、金沢-米原を結ぶ路線です。1編成当たりの車両数は少ないですが、そこそこ本数があるので初心者でも安心の路線です。大阪からだと琵琶湖線米原まで行くか、湖西線敦賀まで行って乗ることができ、比較的使いやすいかと思います。

沿線はローカル風情漂う景色となっています。詳しくは別の記事にもまとめてあるので、そちらもご覧ください。

kyyrytr.hatenablog.com

 

今回はここまでです。

格安ルート徹底比較!東京-金沢でできるだけ安い鉄道移動方法の検討

金沢-東京間の移動を徹底検証!

北陸新幹線開業以来何かと取り上げられる金沢。

それもそのはず兼六園やひがし茶屋街、近江町市場等数多くの観光スポットがコンパクトに詰まっており、観光に最適な場所といえると思います。

そんな金沢への移動を料金と時間の面からいろいろと考えてみたので紹介したいと思います(基本的には東京-金沢で考えています)。

北陸新幹線えきねっと利用)

所要時間:2時間30分

価格:9920円

意外に思われるかもしれませんが私的にはこれがベストな移動方法です。以下に簡単な説明を書きますが、えきねっとのお先にトクだ値を使うのがポイントとなります。

東京-金沢の新幹線の料金は最速列車かがやきの場合、運賃7480円+特急券6900円で合計14380円となります(時期によって価格変動あり)。

一方でえきねっとの格安切符「お先にトクだ値」を使うと30%引きとなり、運賃と特急券込みで9920円となります。

注意点としては14日前までの予約が不可欠であることと、席数が非常に少ないことです。基本的には発売と同時(予定日の1か月前の朝10時)には売り切れてしまいます。詳細な予約の仕方はまた別の記事にまとめようと考えていますが、事前予約を使うと取りやすくなります。

東海道線北陸線青春18きっぷ利用)

所要時間:13時間

価格:2410円

単純に青春18きっぷで在来線にひたすら乗る方法です。私は何度かこの方法で移動していますが、さすがに1日での移動は厳しいので途中で一泊して2日かけて移動しています。その場合、ホテル代と18きっぷの1日分の料金が増えるので大体8000円~9000円程度の料金となります。

高崎線上越線ほくほく線日本海ひすいラインあいの風とやま鉄道線IRいしかわ鉄道線(青春18きっぷ+北陸おでかけパス利用)

所要時間:9時間30分

価格:6080円

上越線の六日町まで青春18きっぷで2410円、犀潟までほくほく線で1090円、直江津まで信越線(18きっぷ)、金沢まで北陸おでかけパスで2580円、合計で6080円という形で使います。

これで移動したこともありますが、東海道線周りと違い、ぎりぎり1日でも耐えられました。沿線風景も見どころ満載ですし、多くの車両を目にすることができるのでそういうので苦に感じない人にはおすすめです。

注意点としては北陸おでかけパスが休日しか使えないこと、乗車日の3日前までしか買えないこと、直江津駅では入手できないので、誰かに買って送ってもらうか糸魚川まで900円かけて移動して糸魚川で買う必要があるということです。

また北陸おでかけパスの使い方についてもまとめたいと思います。

④中央線、篠ノ井線大糸線日本海ひすいラインあいの風とやま鉄道線IRいしかわ鉄道線(青春18きっぷ+北陸おでかけパス利用)

所要時間:12時間30分

価格:4990円

東京から中央線、篠ノ井線大糸線糸魚川まで青春18きっぷで2410円、糸魚川から金沢まで北陸おでかけパスで2580円、合計4990円という移動です。

なかなか骨が折れる行程ですが、大糸線の一部区間廃線が危ぶまれる中で試してみる価値はあるかと思います。

注意点としては北陸おでかけパスが休日しか使えないこと、大糸線の本数が少ないので乗り遅れるととん挫する可能性があること、冬季は大糸線が止まりやすいことです。

その他の移動方法

他にも①から④を応用する方法を考えましたが、なかなか時間と価格のバランスをとるのが難しいです。

ex

・東京-越後湯沢をえきねっとお先にトクだ値ほくほく線、北陸おでかけパス

(価格が高い割にそこまで時短にならない)

・東京-長野は中央線、篠ノ井線で移動、長野-金沢をえきねっとお先にトクだ値

(価格が高い割にそこまで時短にならない)

・名古屋までぷらっとこだま又はex早得21ワイド、金沢-名古屋を18切符

えきねっとお先にトクだ値にかなわない)

上越線で長岡まで行って長岡から信越線で直江津直江津から先は北陸おでかけパス

(時間がかかるので2日パターン)

まとめ

以上、いろいろと検討してみましたがやっぱり個人的にはえきねっとお先にトクだ値が最もコスパがいいような気がします。ただ、説明した通りなかなか取りにくいので他の方法も併用してみるといいと思います。

 

今回はここまでです。

期限迫る!2022年に行きたい青春18きっぷおすすめ路線「北陸本線」

青春18きっぷJRグループが発売するJR全線乗り降り自由の切符です。

価格は5回分で12050円です。

18切符のルールなど詳しい内容はJR公式サイトをご確認ください。

 

上述のようにJR全線で使える青春18きっぷですが、逆に言うと基本的にはJR線しか使えません。

そして2023年度末に使えなくなる区間が増えます。それが北陸本線の金沢-敦賀です。

 

これは北陸新幹線敦賀延伸に伴う並行在来線第3セクター化によるもので、過去にも北陸新幹線が金沢に延伸した際に金沢以北の北陸本線第3セクターとなり使えなくなったということがありました。

この影響で関東と北陸の移動が非常に難しくなりました。昔は上越線ほくほく線18きっぷ不可)・北陸線周りで約8時間で東京金沢の移動ができましたが、現在は北陸線えちごトキめき鉄道、あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道の3社となり青春18きっぷが使えなくなりました。そのため18きっぷだけで移動する場合は東海道線北陸線周りで約13時間かけての移動となります。

一方で現在の関西・東海と金沢の移動は金沢以北の第3セクター化の影響は無く、大阪・名古屋から約5~6時間で行くことができます。場合によっては日帰りすることも可能で、私自身も一度日帰りしたことがあります(さすがにきつかったです)。

 

それで冒頭でも説明したように、2023年度末の第3セクター化により、北陸本線の金沢-敦賀18きっぷが使えなくなり、金沢への18切符での移動ができなくなります。

北陸本線は特急が多いわりに普通列車も比較的多く、18きっぷが非常に使いやすかっただけに残念です。以下におすすめの途中下車駅を紹介します。

 

①福井

福井県の代表駅。福井中心市街や福井城址が徒歩圏内。

芦原温泉

温泉あり。テレビアニメ「ちはやふる」の舞台。

牛ノ谷

秘境駅。何もない。

大聖寺

加賀市の中心地にある駅。昔は多くの特急が止まっていた。

西金沢

駅前に北陸鉄道石川線の線路・踏切あり。徒歩圏内に小さな商店街あり。

 

金沢は言うまでもなくいろいろな見どころがあります。また、北陸新幹線延伸に伴い、特急サンダーバードしらさぎが無くなることが予想されます。これら特急をみるのもよいかと思います。

いずれにせよあとわずかの北陸本線をこの機会に楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

今回はここまでです。

 

#青春18きっぷ

#北陸本線

 

 

 

青春18きっぷ初心者要確認 「青春18きっぷをお得に使いたいと思った場合の注意点」

青春18きっぷとは

青春18きっぷJRグループが発売するJR全線乗り降り自由の切符です。

価格は5回分で12050円です。

18切符のルールなど詳しい内容はJR公式サイトをご確認ください。

青春18きっぷの意外な注意点

そんな18きっぷをお得に使う方法はいろいろなサイトに書いてありますが、ここでは18きっぷをお得に使いたい場合の外な注意点を説明します。特に「18きっぷは安いから移動だけのために使う」という方は注意が必要です。

 

まず大前提として、一回当たりの価格が2410円ということになるので、ここがボーダーラインとなります。

基本的には1日でこの料金以上の利用で元は取れますが、意外にもそれだけではもったいない場合があります。

3つの注意点

①ひたすら乗車するだけではあまり意味がない(改札を出る)。

18きっぷ以外のフリー切符を超える範囲で使うべき。

③私鉄が多いエリアは元が取りにくい。

 

①に関して、改札を出ずに車窓を楽しみたいだけであれば大回り乗車という手がありますので、18切符を使う意味がなくなります。

②に関して、例えば関東では休日おでかけパスというフリー切符(2720円)があります。これはその名の通り休日しか使えませんが東京の通勤圏ほぼ全域をカバーしており、さらにりんかい線東京モノレールが使えるなどかなりお得な切符となっており、この範囲でしか移動しない場合は18切符を使うメリットが小さくなります。

③に関して、これは私鉄が競合するエリアでは私鉄を使ったほうが運賃が安くなることが多いということです。例えば京都の中心地である京都河原町から神戸の中心地である神戸三宮に阪急で移動する場合630円と激安です。さらに言うと回数券のばら売りなどを使うとさらに格安で移動することができます。

また、私鉄にもお得な一日券等があり、私鉄がひしめき合うエリアで元を取るのはハードルが高くなります(行きたい場所がJRの駅しかない場合は18きっぷの意味はあります)。

そのためこういった都心部のみで使う場合も18切符の効果が薄れることとなります。

蛇足になりますが、個人的には日帰りの場合は小旅行感覚で往復5000円程度の移動で元が取れる感覚です。

 

今回はここまでです。